銀座幻影21

ショーウインドーはその中に展示してあるものを見せるために演出されています。人は素直にその中のものだけを見みます。しかし現実にはその前にガラスがあり、街の風景やら行き交う人も写し出しています。人は中の商品だけを知覚していますが、カメラは正直に光の現実の全てをとらえます。私はこの『ショウウインドーの中』と『ガラスに写った映像』のコラボレーションに『これはシュールだ』とひらめきました。それから銀座和光のショウウインドーと銀座のコラボの撮影に数年間通いました。ショーウインドーならどこでもいいという訳ではないのです。街の風景もまた大切なのです。          その初期の作品は『そのように見えている現実』をとらえるためにワンシャターの映像にこだわっていました。しかし後にはこだわりを捨ててデジタル加工を自由に行い、シュールな表現を楽しむようになりました。

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