デジタル抽象21

音楽は人間が造り出した『楽器』を演奏して表現するのが一般的で、抽象表現が当然な世界です。それにひきかえ絵画表現では『抽象』は傍系のもののように受け入れられています。20世紀に入って始められた新しいアートのように考え違いをされています。仏教における『曼荼羅』やイスラム教における様々な装飾、さらに歴史的建造物など『抽象表現の歴史は』人類の歴史とともにあります。それぞれの時代の、それぞれの要求に従ってそれぞれの様式をもって存在し続けられています。20世紀初頭にはカンディンスキーが作品制作し『点・線・面』という著書を発表し、ダダイズムからシュールリアリズムの系譜の中で『自動筆記法(オートマティズム)』が引き継がれ、戦後のアンホルメルやアクションペインティングへと展開して行きます。これらとは別な思想と様式と方法を持った『抽象表現』がデジタル表現によってもたらされるであろうというのが私の考えです。ここに掲示したのは、そのような試みの作品群で、これからますます進化する分野です。

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